なんこく秋の芋特集 

だんだん肌寒い日が多くなり、秋の訪れを感じる季節になりました。
こんな時期に食べたくなるもの言えばといえば、サツマイモと答える方もいらっしゃるのではないでしょうか。
収穫シーズン真っ只中の南国市・東崎でさつまいも「ミエルスイート」を育てる農家・鈴木さんに、さつまいもについて聞きたいことを聞いてきました!
後半には芋スイーツもどどんと紹介します😋
ミエルスイート生産者・鈴木さんと竹村さんにインタビュー!

ミエルスイートってどんなさつまいも?
安納芋を原種に3年をかけて改良試験をすすめ、生まれたオリジナル品種。
ミエル=フランス語で「はちみつ」の意味があり、はちみつのような甘さとねっとりした食感が特徴です。
農薬の使用量を高知県の基準の半分ほどにおさえて必要な分だけ堆肥を使用し、贅沢な環境でじっくりと育てられました。
ミエルスイート栽培には減農薬のほかに連作をしない、収穫後1か月ほど寝かせる、その際にさつまいもに寒さ対策を施す、など土づくりや環境にこだわって育てられています。
県外では京都の大丸で販売されるなど、その美味しさに人気が高まっています。

長岡台地の土壌はさつまいも栽培と相性抜群!
ここ南国市東崎がある長岡台地は水はけがよい黒ボク土壌で、美味しいさつまいもの産地として古くから栽培が行われていました。
鈴木さんと竹村さんは「東埼生産組合」を立ち上げ、早掘りのホクホク系品種「土佐紅」のほか秋掘りのねっとり系品種「シルクスイート」「安納黄金」「紅はるか」そして「ミエルスイート」を育てています。どれも甘味の質が違うので、品種ごとにファンがいらっしゃるそうです。
(写真は収穫直前の畑の様子)

いざ、収穫!!
地中に埋まったミエルスイートを機械で堀りあげ、土を払いながら手作業で収穫します。
採れたては鮮やかな紫色でみずみずしい!
すぐには出荷せず、寒すぎない場所で1か月ほど寝かせ旨味を引き出します。
12月ごろに出荷されるものが一番甘味が強くなります。


鈴木さん、竹村さんおすすめ!ミエルスイートのおいしい食べ方
焼き芋がおすすめです。トースターでだいたい40分ほどじっくり温めて食べると、甘味が引き立ちます。
出来立てをそのまま食べるもよし、一晩冷蔵庫で寝かせて翌日食べるのも美味しいです。
お好みの食べ方を探してみてください。

ミエルスイートは、どこで買える?
<高知県内>
空飛ぶ八百屋、コープ吉田、コープ鴨部、ナンコクスーパーパステ(焼き芋)、生協支所
<ECサイト>
西島園芸団地(10月中旬にミエルスイートがラインナップ予定)
※10月後半から本格的に出荷されはじめます。
最後に
こだわりを持ってなるべく長く作っていきたいと考えています。一生懸命作っていますので、ぜひ南国市の美味しいサツマイモを食べてください。(鈴木さん、竹村さん)
シャモ番長
- 一度食べたら忘れられない美味しさやった~!収穫シーズンのお忙しい中、ありがとうございました!!
南国市内で味わう芋スイーツはこちら!
Cafe Amie(カフェ アミー)
南国市産の安納芋を使用した「焼き芋ソフト」は今年いっぱいお芋があるだけの販売予定です。手作りの彩り豊かなランチのあとに、ぜひお一ついかがでしょうか?
※要予約・詳細はInstagramやFacebookをご確認ください
🍠焼き芋ソフト(550円)

小さなコパン
あけぼの街道沿いの「なの市」の隣にあるテイクアウト専門店。ランチバイキングで人気の「畑の食堂コパン」に併設され、旬のお野菜や果物を使ったスイーツやパン・畑のディップソースなど加工品も人気です。
🍠焼き芋ブリュレ(450円)
🍠黒ゴマベーグル(250円)
🍠鈴木さんちのミエルスイート焼き芋のソルベ(シングル350円/ダブル500円)
※ソルベは卵・乳不使用です。


シャモ番長
- こちらでは東崎生産生産組合のサツマイモを使用されています🍠生産地のすぐそばで贅沢にキャラメリゼされた上品な焼き芋です!
おみやげ芋スイーツのおすすめ
香陵苑(こうりょうえん) ひがしやま
年々人気が高まっている、高知土産「ひがしやま」。
田園風景が広がる南国市岡豊町・笠ノ川の地で手作りのひがしやまを生産する香陵苑さんでは、
今年は12月後半から販売を予定しています。
大釜でコトコト5時間炊いた紅はるかを天日干しし、ねっとりとした味わいです。
ストーブの上やオーブンで焼いてから食べると絶品です!

これから冬にかけてどんどん甘味が増すさつまいも。
さつまいもと季節の変化を感じながら旬の味覚をお楽しみください。
(取材と記事作成:2021年9月)